ショパコンとスタインウェイ・ピアノ


ここ何日か、ショパン国際ピアノコンクールの予備予選を聴いている。
5年に一度の楽しみだ。今回は4年の間になったが。

時差により寝不足気味、ブログも暫くほったらかしになっていた・・・

2025年予備予選、10日を超える長い期間。
特にfrom Chinaのコンテスタントさんの多さは、
確かにアジア大会だと声が聞こえてきても仕方ないほどだ。

その中でみられる様々な演奏アプローチに
目覚ましいものを感じるのは、私だけではないだろう。

スタインウェイのオーナーがアメリカヘッジファンド会社に代わり、
態勢の変化、経営方針も多角的になった、とコロナ禍前に聞いた。

上海を拠点とするスタインウェイ・アジアパシフィックおよび正規ディーラーは、
アジア太平洋地域の演奏家云々、、、
というような話を耳にしたのは、もう何年前だろうか…

その成果、中国でのその実りが
今回のコンテスタントの人数と質の高さとして現れた、
と捉えるのもおかしくない気がする。

ピアノ買い替え時、自分が選定にスタインウェイを候補にしなかったのは、
スタインウェイの特許の部分でもある、逆に奏者に優しいところだ。

ありのままを出すアクションの厳しさを備えた他社に、私は心を持っていかれた。

時の流れは分からないもので、
日本に来るスタインウェイ・ピアノが上海を経由してくる、と
揶揄話を相当前に聞かされたが、

そのルートが本当にそうなのか、それともドイツ、アメリカ工場直なのか。。。 

音楽大学サポートや調律師養成までの完璧なスタインウェイ体制が
国に整った今、   

中国の演奏技術の進化は、きっと止まることがないだろう...
と感じている。