シャンドールピアノ教本 と ピアノを弾く身体


暗中模索の一時帰国の時、私は、

2005年版の『ピアノを弾く身体』
2006年版『シャンドールピアノ教本』を購入していた。


奏法がフォーカスされるようになった今、
オススメ本としてもよく見かけるものだ。


私が買ったのは、
まだ第2版目くらいのものになると思うのだけれど

それはどこかから情報から知ったわけではなく
実際本屋に行き、並んでいる本の中から

背表紙の文字に惹かれて
買っとくべきかな〜と感じたからだった。


。。。しかし、海向こうへ持って行ったものの、
結局、現実ほとんど読まず、閉じてしまっていた。


勿論、ディスっているのではない。むしろ素晴らしい本。


海向こうの時に読んでいたら
色々ヒントになったかもしれないが、

ただ実際、音があるレッスンでさえ

捉え間違い、思い込み、思い違い、考え違い、勘違い…を
ぐるぐる繰り返していた自分であるが故、

その本の中身の文字を簡単に思い込み、
甘い咀嚼で自分に勘違いさせていた可能性も
大いにあった気がする。


本を読み、頭で言葉の意味を理解すると、全て分かったような錯覚を起こすリスク。
身体で実際動きにできるかというと、それはまた別だ。


本を読むこと、
ブログはじめ文字の情報も貴重で大事だけれど、

奏法指南のような内容のものは、
そこに実際の音が無いということを
頭の片隅に置くようにしている。


<オチ>
しかし、昔の自分ながら(たまたまながらも)
良い本を買ってたんだなと顧みています。支離滅裂w